2010 Fiscal Year Annual Research Report
e―Learningにおける主体的知識獲得を支援する学習環境の構築
Project/Area Number |
21700804
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
安間 文彦 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教 (70422574)
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Keywords | eラーニング / 主体的知識獲得 / 学習コミュニティ / ソーシャルネットワーキング / ソーシャルブックマーク |
Research Abstract |
本研究ではe-Learning学習環境における学習者の主体的知識獲得過程を支援するシステムの構築を行った。具体的には下記の3つの支援を行う機能を持つ。 (1)主体的知識獲得支援 学習者が記述したブログ記事からシステムが学習者モデルを生成し管理する。システムが持つ教材知識モデルと学習者モデルを照合することにより、学習者の理解状態を同定し、システムは学習者へのフィードバックを行うことで、学習の管理を行う。 (2)探求学習支援 ソーシャルブックマークを用いた知識獲得支援手法を提案した。学習者は探求学習の過程で、興味・関心のあるwebページにタグ付け、ブックマークを行う。システムは学習者のタグ付け、ブックマーク活動の履歴をもとに、学習者の状態を推定し、他学習者との類似度を算出する。類似する学習者同士でブックマークしているコンテンツを共有する機構が実現可能となった。 (3)学習コミュニティ内での知識共有 ブログ記事として公開された学習成果をどのように評価するかは、教授者によるところが大きく、さらに学習成果を再利用するための支援があまりなされていなかった。学習者が公開する学習成果の評価およびそれらの成果を有用な知識として学習コミュニティ内で共有し、有用な知識を他学習者に推薦する機構を構築した。SNS型学習管理システム上で学習者が公開するエントリの構造,評価項目を提案し,それを用いて他学習者のエントリを推薦する手法を提案した。この手法により、学習者から投稿されるエントリの中で有用なものが蓄積され、他学習者のための教材として再活用することが可能になる.
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Research Products
(5 results)