2009 Fiscal Year Annual Research Report
e-ラーニング環境における多感覚統合フィードバック・インタフェースに関する研究
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21700813
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
李 凱 Toyohashi University of Technology, 先端農業バイオリサーチセンター, 特任助教 (10531543)
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Keywords | 教育工学 / フィードバック / e-ラーニング / マルーチモーダル / インターフェース |
Research Abstract |
本研究は、eラーニングにおける記憶の強化、意味理解、学習の促進、学習効果の改善を目指し、ヒューマンフィードバック・インタフェースの有力な一形態として手書き、表情、姿勢など個人特徴を有するリアルなマルチモーダル・インタフェースの実現を目的とする。今年度は上記の目的を達成するために、主に、効果的なフィードバックを提供する際、必要な要素の分析と機能の開発を行った。まず、学習者が学習する際に必要なフィードバックに対するニーズ分析を行った。具体的には、社会人を対象とした遠隔授業において開発されたeラーニングコンテンツにおける講義スライドへの手書きメモのパターンとその効果を調査した。その結果、受講生にとって手書きメモは重要であり、受講生は講師の話している箇所を確認するために手書きメモを注視しながらeラーニングコンテンツを視聴していることが明らかとなった。次に、フィードバック情報のデータ構造定義を行った。具体的には、文字、音声、動画、手書き、感情など多種情報を抽出・統合し、マルチモーダルフィードバックのデータ構造を開発した。また、多感覚フィードバック・インタフェースのプロトタイプ・システムの開発と基礎的評価を行った。具体的には、視線検出装置(nac : EMR-8)を利用し、講師の視線情報を抽出し、視線移動の軌迹、講師のビデオ、スライドおよび手書きメモを統合させたWeb教材を開発した。その結果、リアルなマルチモーダル・インタフェースを通して、非言語情報の提示、学習意欲の向上、意味理解の改善が示唆された。以上の中間成果を関連する国内の学会、国際会議にて発表した。次年度は、今年度の研究成果を踏まえて、多感覚フィードバック・インタフェースの実装とその有効性を検証する。
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Research Products
(5 results)