• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2009 Fiscal Year Annual Research Report

高齢社会における交通部門のCO2排出減少プロセスに関する研究

Research Project

Project/Area Number 21710047
Research InstitutionMusashi Institute of Technology

Principal Investigator

岡田 啓  Musashi Institute of Technology, 環境情報学部, 講師 (40450762)

Keywords高齢社会 / GHG排出減少 / 環境クズネッツ曲線 / 実証分析
Research Abstract

本研究では、高齢化率の上昇が交通起因のCO_2排出量へ如何なる影響を与えるのかそのメカニズムを定量的に把握し、今後の交通部門CO_2排出削減政策へのインプリケーション、持続可能な社会実現に向けた政策へのインプリケーションを導き出すことを目的としている。なお、本研究は、日本そして世界の先進国のパネルデータを用いて、定量的に高齢化率の上昇が交通部門のCO_2排出量に与える影響について分析を行うことを念頭に置いている。
上記の研究目的を達成するための第一ステップとして、2009年度は、高齢者と交通行動に関する既存文献の整理を実施した。既存文献のサーベイにおいては、(1)高齢者とモビリティ、(2)高齢者の交通行動、(3)高齢者と自動車の保有傾向、(4)高齢者ドライバーの運転傾向や特性、(5)高齢者の安全対策やインフラストラクチャーを通じた対策の5分野について整理を行った。特に、(2)高齢者の交通行動については、世界の国・自治体、日本の国・自治体等が実施した交通調査(主にパーソントリップ調査)を渉猟し、高齢者の交通行動について定性的な分析を行い、知見を得ることができた。さらに、既存文献においてあまり注目を集めていない(3)高齢者と自動車の保有傾向についても、既存の調査等を用いつつ整理と考察を行った。
そして、実証研究の準備として本年度は、International Energy Agency、United Nations Population Division、Eurostat、総務省のデータを収集し、データベースの構築を行った。このデータベースを利用し、高齢化がCO_2削減に影響を与えるか否かについてのプレ分析を実施した。同時に、環境クズネッツ曲線に関する実証研究や批判論文などに目を通し、環境クズネッツ曲線に関する議論、環境クズネッツ曲線を利用した計量モデルについて整理を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 高齢者の交通行動と自動車保有傾向に関する特徴の-考察:サーベイを中心として2010

    • Author(s)
      岡田啓
    • Journal Title

      東京都市大学環境情報学部紀要 11

      Pages: 47-58

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi