2009 Fiscal Year Annual Research Report
極貧スラムコミュニティにおける社会ネットワークを利用した基本的リソースの提供
Project/Area Number |
21710147
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
MATOUS Petr The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 特任助教 (70508192)
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Keywords | 開発計画 / ソーシャルネットワーク / 国際開発 / 情報普及 |
Research Abstract |
サブサハラアフリカでは公的な設備やサービスへのアクセスは悪く、生きるために必要な物資や情報は住人同士の関係に頼られているのが現状である。本研究の目的は、人間の基本的な欲求を確実に満足させる社会技術システムの設計を目指し、社会ネットワークの理論を用いて貧困地域おける社会リソースの分配モデルを構築することである。本研究の元の提案では、ケニアのナイロビのキベラというスラムで調査を行う企画でしたが、ケニアの貧困の都市部の見学で明らかになったスラムの不安全性の為、調査対象を比較的に安全なエチオピアの極貧困地域に移して、無事に297世帯調査した。全てのデータをStataの形式にエンコードをできて、統計的分析を始めた。調査地域では生きる為に、ソーシャルネットワークが大きな役割を果たせるとわっかった。しかも、人々の会いどの情報交換が新属性、人種や宗教の影響も大きいである。調査のインフォーマントは自分の家族や自分と同じ宗教と人種の人から情報や基本的なリソースを得ている。さらに、インフラの不足の為、連絡を取る方法は、相手に歩いて会いに行くしかなくて、人々のネットワークが非常に地理的に小さいである。相手の間の地理的な距離と、連絡を取る頻度との相関性が非常に高くて、強い紐帯が情報効果に不可欠である。これは開発された地域と逆である。この結果によると、インフラがない地域の社会的システムは特別で、住民間の情報や基本的なリソースの普及のメカニズムも一般の地域と垢らかにことなる。
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