2011 Fiscal Year Annual Research Report
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21710255
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| Research Institution | Kanazawa University |
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Principal Investigator |
倉田 徹 金沢大学, 法学系, 准教授 (00507361)
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| Keywords | 香港 / 民主化 / 中国 / 一国二制度 |
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| Research Abstract |
申請者は本年度、当初の計画通り、前年度までに実施した、2007年の中央政府の普通選挙導入決定後の香港の民主化の進展に関連する現地調査を、継続して実施した。
民主化の観察としての選挙調査においては、平成23年11月6日に投開票された香港区議会議員選挙に合わせて現地を訪問し、研究者やメディア関係者らとの意見交換などを行い、また、選挙活動を街頭で観察した。その成果は論文「香港区議会議員選挙:普通選挙への展望」(『金沢法学』第54巻第2号)として発表した。また、平成24年3月25日投開票の香港行政長官選挙の際にも現地を訪問し、選挙情勢に関する情報収集を行った。この際の知見は、平成24年度中に研究論文として公表することを目標とする。
また、香港での文献調査およびインタビュー調査においては、これらの香港訪問の機会および夏期休暇期間を利用して、香港大学・香港中文大学などの学術機関や香港の公共図書館を訪問し、資料収集を行った。中国大陸および香港の民主化に関連する最新の研究成果や現地資料を収集し、また、香港のメディア関係者などへのインタビュー調査を行い、書籍多数を入手し、香港の政治状況に関する各方面の見方を知ることができた。
中国大陸での研究活動については、平成23年10月14日、中国広東省広州市の中山大学で開催された「The International Conference on Hong Kong in China : Hong Kong's Role in Globalization and the Development of China」シンポジウムに参加し、The Challenge of China-Hong Kong Integrationと題する研究報告(使用言語:中国語)を実施した。この報告に基づく論文は、同大学の学術誌「当代港澳研究」に掲載の予定である。
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Research Products
(2 results)
