2010 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
21710266
|
|---|
| Research Institution | Ryukoku University |
|---|
Principal Investigator |
猪瀬 優理 龍谷大学, 社会学部, 講師 (60455607)
|
|---|
| Keywords | 宗教教育 / 比較文化 / ジェンダー / セクシュアリティ |
|---|
| Research Abstract |
本研究の目的は、宗教とジェンダー、セクシュアリティ、リプロダクションとの具体的・現代的なかかわりを明らかにすることである。この目的遂行のため、日本および諸外国の宗教系学校が行う性教育の実施の内容、その背後にある葛藤状況を調査した。
平成22年度は、当初、宗教系学校への面接調査をH22.4～H22.12までに実施し、調査票調査の検討、プレ調査票の作成、プレ調査の実施、本調査票の作成を平成22年度内に終了する予定であった。しかし、実際には、宗教系学校への面接調査(北海道内9校)での状況から判断して、調査票作成にはかなりの工夫が必要だと判断されたため、こちらの調査票調査の実施と入力、分析については最終年度に行うこととした。
結果、五か月の遅延が出たため、本調査表の作成を平成23年度の10月までに終える計画としたが、実際には、平成23年度の計画と並行して調査票の作成は平成24年1月までずれ込んだ。宗教系学校への調査については、平成23年度の調査計画と並行して、近畿地域の宗教系学校20数校から協力を得て、性教育や宗教教育の実施状況に関する情報を得た。これらの聞き取りの知見を基に、調査票を平成24年1月に作成した。3か月の遅延であったが、プレ調査を簡略化することにより、ほぼ計画通りに研究を進められた。
成果発表については、平成23年度日本宗教学会大会において「宗教系学校の性教育」のタイトルで調査の経過を発表し、有益なコメントを頂いた。
|
Research Products
(1 results)
