2011 Fiscal Year Annual Research Report
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21710266
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| Research Institution | Ryukoku University |
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Principal Investigator |
猪瀬 優理 龍谷大学, 社会学部, 講師 (60455607)
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| Keywords | 宗教教育 / 比較文化 / ジェンダー / セクシュアリティ |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、日本および諸外国における宗教とジェンダー、セクシュアリティ、リプロダクションとの具体的・現代的なかかわりを明らかにすることである。このため、まず、日本の宗教系学校が行う性教育の実施の内容、その背後にある葛藤について調査した。最終年度である本年度は、本研究計画の最終年度に当たるため、初年度、前年度に行った面接調査の結果を参考にして、宗教系学校の性教育における実施状況や特徴、問題点を全体的な解明を目的として、調査票調査を実施した。
ただし、前年度までの面接調査の結果から、宗教系学校においては単に「性教育」というキーワードでは宗教との関係の全容が見えてこないことが明らかになったため、宗教教育の内容についても尋ねた。とくに「いのち」をテーマにした教育の実施状況についても尋ねた。
2011年3月11日に発生した地震の影響を鑑み、対象地域を限定して実施する予定であったが、当該地域の宗教系学校に大きな被害状況が確認されなかったことから、全国の宗教系学校を対象とした調査票調査を実施した。また、予定されていた補充的な宗教系学校への聞き取り調査も近畿圏の20数校から協力を得て実施した。予定していたプレ調査は十分に実施できなかったが、全国の宗教系学校(高等学校中心)332校に調査票を配布し、150校余りの回答を回収している。調査票配布が1月末であり、回答期限を2月末としたため、現在、調査票データの入力作業中であるため、詳細な結果は2012年4月現在では判明していない。
成果発表については、2011年9月に行われた日本宗教学会で「宗教系学校の性教育」というタイトルのもと発表を行い、有意義なコメントを頂いた。
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Research Products
(1 results)
