2009 Fiscal Year Annual Research Report
マーク・トウェイン文学とニューメディアの関連についての研究
Project/Area Number |
21720095
|
Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
辻 和彦 Kinki University, 文芸学部, 准教授 (70345669)
|
Keywords | 英米文学 / 文化研究 / 社会研究 / 西洋古典 / 歴史 / ポスト植民地主義 |
Research Abstract |
「研究の目的」に示したとおり、本研究計画は、十九世紀アメリカ作家マーク・トウェイン(Mark Twain, 1835-1910)と、彼が生き、執筆活動、講演活動などを続けたその時代におけるニューメディアとの関わりを、多様な観点から再検討し、また周辺の文化、政治、歴史状況なども視野に入れつつ、彼の文学の再定義付けを行なうものである。本年度において特に重視したのは、来年度からの海外資料収集など本格疾走期間への準備である。これは概ね予定通り軌道に乗り、さらに一部の研究成果を早くも所属学部の紀要に発表することができた。また当初の研究計画では、自前サーバとその上のサイトの運行を本年から開始することを目指したが、こちらもソフト、ハード双方面の準備は完了し、サイトの内容も概ね設計できた。ただ昨年度まで所属した福井大学教育地域科学部では、前年度から実験的にサーバ運行を行うなど、既に周辺環境も整備できていたのであるが、本年度から所属している近畿大学文芸学部では、学部の性格として情報処理関係の研究者がいないこともあり、学部のサブドメインすら存在しない状熊である。学部の担当委員や、学内の情報処理担当部門とも協議して、早急にサブドメインの獲得をお願いしてきたが、残念ながら現在のところまだ定まっておらず、従ってウェブ・アドレスが取得できていない。来年度前半中には、大学側にこの問題を解決して頂き、早急に学外からのアクセスを可能にしたいと考えている。
|