2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21720189
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Research Institution | Akita International University |
Principal Investigator |
石毛 順子 Akita International University, 国際教養学部, 助教 (40526050)
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Keywords | 作文 / プロセスモデル / 第二言語習得 |
Research Abstract |
本研究の目的は、第二言語の作文教育の現場に貢献できる、第二言語での作文のプロセスモデルを構築することである。平成21年度は、予備調査、英語母語話者・中国語母語話者・韓国語母語話者のデータ収集、そのうちの英語母語話者のデータ分析を行った。中国語母語話者と英語母語話者を対象とした予備調査は7月に行われ、作業手順の確認と、分析カテゴリーの検討をした。母語使用の観点からみた新たなカテゴリーを作成し、石毛(2008)でのカテゴリーと対応させたところ、石毛(2008)でのカテゴリーでは違いが明確にならないプロトコルのカテゴリーが現れた。その結果については、平成21年11月のアカデミックジャパニーズグループ研究会の「会員報告」で報告を行った。さらに、予備調査で得られたカテゴリーをもとに、英語母語話者について分析を行つた。 上記のように、平成21年度はデータ収集を中心に行ったが、具体的手順は以下の通りであった。 4月~5月 予備調査の準備。 7月 予備調査の実施。 8月~9月 予備調査の結果をもとに、調査手順の変更を決定。予備調査の結果のまとめ。 10月~11月 英語母語話者・中国語母語話者・韓国語母語話者のデータ、約25名分を収集。予備調査の内容をアカデミックジャパニーズグループ研究会で報告。 12月~2月 すべてのデータの日本語部分のプロトコルを作成、英語母語話者は英語部分も作成。 3月 英語母語話者の結果についてまとめ、学会での口頭発表を申請。 新年度は引き続きデータ収集を行い、中国語母語話者・韓国語母語話者のデータの質的検討、またこれら3つの母語話者の量的検討をする予定である。
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