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2012 Fiscal Year Annual Research Report

ヨーロッパ統合下の越境的な地域連携における新たな地域形成とガバナンスの可能性

Research Project

Project/Area Number 21720305
Research InstitutionDokkyo University

Principal Investigator

飯嶋 曜子  獨協大学, 外国語学部, 准教授 (20453433)

Project Period (FY) 2009-04-01 – 2013-03-31
Keywordsヨーロッパ統合 / 地域連携 / 国境地域 / 地域形成 / ガバナンス
Research Abstract

本研究は、国境地域における越境的な地域連携の形成と発展の過程を、新たな地域の形成という観点から捉え直し、実証的に分析することを通じて、そこにおける新しい地域ガバナンス(地域統治)のあり方や地域形成のメカニズムを考察することを目的としたものである。具体的な調査対象地域として、スイス・ドイツ・フランスの国境地域であるオーバーライン地域を選定し、企業・大学・自治体などの多様な地域主体の参加がみられるライフサイエンス関連の産業集積支援事業であるBioValley事業を事例として取り上げた。
本年度は、2013年2月に約2週間、オーバーライン地域で現地調査を実施した。バーゼル大学地理学教室、フライブルク大学地理学教室、北西スイス経済研究所等で現地研究者との議論の機会を得るとともに、BioValley事業に参加する主体へのヒアリング調査を実施した。今回の調査では、特にフライブルクの企業や商工会議所でのヒアリング調査に成果があった。調査の際には、BioValley事業での連携と、EU、国、州、県などの諸政策との関係に重点を置いた。また、前年の調査で明らかになった、近年の世界的不況の地域経済への影響や、EUの財政的支援終了後の戦略等についても調査の焦点をおいた。
これらの研究活動により、急激に変化しつつある地域経済環境のもと、国境を越えたライフサイエンス産業のネットワークも変容しつつあり、そのガバナンスの構造や特徴、他の既存のガバナンスとの関係が明らかになった。調査対象の関係から年度末の現地調査遂行となり、当該年度中に最終的な研究業績を発表できなかったが、現在論文として投稿中であり、次年度中には公表する予定である。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2012 Other

All Presentation (1 results) Book (1 results)

  • [Presentation] EUの共通農業政策(CAP)改革と「領域的結束(territorial cohesion)」 -ブルガリアにおける農村開発の動向を事例として-

    • Author(s)
      飯嶋曜子
    • Organizer
      経済地理学会関東支部例会
    • Place of Presentation
      東京経済大学
  • [Book] 「EUの地域政策とニューリージョン」(『拡大EUとニューリージョン』)2012

    • Author(s)
      飯嶋曜子(小林浩二、大関泰宏編)
    • Total Pages
      15頁~29頁
    • Publisher
      原書房

URL: 

Published: 2014-07-24  

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