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2009 Fiscal Year Annual Research Report

位置オークションに関する理論研究

Research Project

Project/Area Number 21730162
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

上條 良夫  Waseda University, 政治経済学術院, 助手 (40453972)

Keywords位置オークション / キーワードオークション / 広告オークション / 一般化第二価格オークション / ゲーム理論 / 最適広告枠数 / 収入最大化
Research Abstract

位置オークションの最も重要な応用例は検索エンジンが行っている検索結果連動型広告オークション(広告オークション)である。当該オークションでは,検索エンジンはページあたりの広告枠を追加的費用をかけることなくいくらでも配置できるのにもかかわらず,実際のページあたりの広告枠数には上限が設けられている。
今年度は,位置オークションにおける財の最適分割方法について考える一環として,上記の広告枠数の制限が売り手の収益最大化行動と整合的であるどうかを理論的に検証した論文を執筆した。その結果,売り手にとって,あえて広告枠数を制限することが最適になることが確認でき,さらに最適広告枠数が市場環境によってどのように変化するのかについて一考察を得ることができた。このように,現実に観察される検索エンジン側の行動を理論から説明できたことは重要であると考えられる。
この論文は,早稲田大学,一橋大学で開催されているセミナーや日本オペレーションズ・リサーチ学会の平成22年春季研究発表会などで報告され,聴衆から高い評価を受けた。2010年度にはこの論文を海外雑誌に掲載すること一つの目標とする。
このほかにも,現実オークションでは,各広告主達は相手の入札額がわからない状況で,オークションに繰り返し参加することになる。このような現実の設定では,先行研究で想定されたような常に相手の入札額に対して最適反応を返す貧欲型の入札行動は実装不可能である。
そこで,相手の入札行動が観察できない状況での入札行動を定式化し,そのような行動の終着点がどのような性質を持つ入札額となるのかを調べるような論文を執筆中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 検索連動型広告オークションの最適広告枠数についての考察2010

    • Author(s)
      上條良夫
    • Organizer
      平成22年春季研究発表会
    • Place of Presentation
      首都大学東京
    • Year and Date
      2010-03-04

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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