2010 Fiscal Year Annual Research Report
ナレッジマネジメントにおける、遺伝と環境:同型化圧力、国家文化、組織の影響
Project/Area Number |
21730287
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
マニエー渡邊 レミー 筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 助教 (00527848)
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Keywords | 知識経営 / 国家文化 / 組織 / モバイル コマース / 競争利点 / おサイフケータイ |
Research Abstract |
a.組織の要因、ナレッジ・マネジメント、そして競争利点に関する拠り所 ・研究論点1:ナレッジ・マネジメントに影響を及ぼす組織の要因を確認し、それらの影響を査定した。 ・研究論点2:競争利点に関する拠り所における、ナレッジ・マネジメントの理解力と行動が生み出す結果を査定した。 ・日本本社(回答者2,000人)を調査、結果は分析中。他4国の調査は今年実行した。 ・日本本社の営業、研究開発、と管理部署の試験インタビューは実行済み。 回帰モデルからは以下のようなことが読み取れる。異なる組織的要因、-特にBa、ワークスタイル、組織コントロール-は、それぞれのローカルオフィスのKMの特徴を形作る原因となっている。たとえば、米国オフィスでのフォーマルなBa、フランス子会社での明確な目的、中国支店でのフォーマルなBa、日本本社での自発的なヴィジョン。 b.モバイル決済サービス:総合的なリサーチモデルへ向けて ・研究論点3:モバイル コマースは携帯電話技術(モバイル バンキング、モバイル ショッピング、モバイル マーケティング等の機能を含む)を使用したあらゆるアプリケーションに適用されており、その結果として非接触型の決済システムが生じている。 ・モバイル決済についての24の実証的研究報告を基にして、11の構成要素から成る統合的モデルを提示した。 ・このフレームワークを使って、日本におけるSuica/Pasmoのモバイル決済システムの実情を発表した。 日本でのモバイルスイカの事例は、モバイル決済のフレームワークを描き出しており、また、日本に似た消費者傾向を持つ他の国々へ、モバイル決済普及の成功例として挙げられるだろう。その際現場に携わる者は、どの消費者の特徴がマーケットに重要なのか、消費者の要望と期待はどのように日本の場合と異なるのかを、注意深く見極めなければならない。
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Research Products
(5 results)