2009 Fiscal Year Annual Research Report
プロジェクト型組織における知識創造メカニズムの実証的研究
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21730290
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
七丈 直弘 The University of Tokyo, 大学院・情報学環, 准教授 (30323489)
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| Keywords | プロジェクト型組織 / 技術経営 / 社会ネットワーク / 産学連携 / 計量書誌学 / イノベーション研究 / サイエンス型産業 |
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| Research Abstract |
まず、プロジェクト型組織が多用されている代表的な技術領域として、ロボット産業、先端材料分野を選択し、その分野での研究開発の全容把握を目標として、一般に入手可能なデータを組み合わせ、可能な限り網羅的に研究開発活動を把握できるようなデータベースを作成した。企業間のアライアンスに関しては、日本企業については日本経済新聞のニュースデータベース(日経テレコン21)、外国企業についてはLexis-Nexis Academicなどから報道記事を抽出し、企業間のコラボレーションの同定を行った。また、上記2分野はサイエンス型産業であるため、関連する特許(日本特許についてはPATOLIS-Jを利用、外国特許についてはPATSTATを利用)、あるいは論文(国内論文については、JSTによるJDreamII、外国論文についてはThomson Scientific社のWeb of Scienceを利用)が多く存在し、それらの書誌情報を加工することで、企業単位、研究開発プロジェクト単位での研究活動に関するデータを取得した。これらのデータにはレコード記載内容の揺らぎが存在するため、経験的手法を用いてエラーの訂正を行い、元データとした。さらに、この元データから、プロジェクト毎の組織構造の指標化を行った。具体的には、プロジェクトに参加する個人の研究開発ポートフォリオの同定を行った。また、組織や個人の能力にはソーシャルキャピタル的特性も影響を与えることが予想されるため、組織あるいは個人単位での過去の研究開発参加状況(特許や論文などの書誌データから推定可能なものに限る)から作成したネットワークを用い、社会ネットワーク分析で用いられるようなネットワーク指標も作成した。これらのデータを用いて、次年度ではプロジェクト型組織と非プロジェクト型組織のパフォーマンスの比較、プロジェクト型組織においてパフォーマンスを規定する組織構造の特徴分析などを行っていく。
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Research Products
(3 results)
