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2009 Fiscal Year Annual Research Report

隙間市場創出戦略の有効性と限界に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21730312
Research InstitutionTohoku Gakuin University

Principal Investigator

村山 貴俊  Tohoku Gakuin University, 経営学部, 教授 (20285654)

Keywords経営戦略 / 隙間市場 / ニッチ戦略 / カテゴリー・キラー / 資源基盤 / 競争優位 / 独自性
Research Abstract

平成21年度は、飲料及び食品業界のカテゴリー・キラーと位置づけられる3社および2工場に訪問し、各社の事業構造や競争戦略に関する聞き取り調査をおこなった。聞き取り調査の結果は全て記録に残し、今後の論文執筆の基礎データとして利用できるよう整理した。併せて、各社が発行する公刊資料についても寄贈をお願いし、多数の関連資料を入手できた。それら3社、2工場には、これまで学術研究の対象とされていない会社も含まれ、今回収集した資料やヒアリング・データそれ自体が、学術的に一定の意義を有すると考えられる。
また今年度、食品及び飲料業界の市場構造や各社の市場占有率を分析するために統計データ集の最新版を購入した。これまで自らで収集してきた過去データとつなぎ合わせることで、食品カテゴリーや飲料カテゴリーの市場動向を過去から現在まで長期に把握することが可能となった。またそうしたデータ連結を通じて、どの食品・飲料カテゴリーで、どの企業が高い占有率を長期間維持し続けているかが明らかとなり、今後の調査対象企業の絞り込みに役立った。
さらに、企業のニッチ戦略について理論研究を進めていくなかで、とりわけ生物学におけるニッチ概念への理解の重要性が明らかになった。そもそもニッチとは何か?という基本的な問題意識に立ち返り、既存文献のサーベイを進めており、それに基づく研究ノートを執筆している。
また、平成21年度に公刊した論文(「地域中小企業による独自戦略追求の可能性」)のなかで地域中小企業の独自性構築の必要性を指摘したが、この独自性はニッチ構築と表裏一体の関係にあり、上記の論文の分析枠組み及び分析結果の一部は、本研究でも活用できる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 地域中小企業による独自戦略追求の可能性2010

    • Author(s)
      村山貴俊
    • Journal Title

      東北学院大学経営・会計研究 17号

      Pages: 23-45

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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