2009 Fiscal Year Annual Research Report
牡蠣トレーサビリティ・システムの選定評価基準の構築とその検証に関する研究
Project/Area Number |
21730313
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Research Institution | Ishinomaki Senshu University |
Principal Investigator |
益満 環 Ishinomaki Senshu University, 経営学部, 准教授 (10347891)
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Keywords | 経営学 / 情報システム / トレーサビリティ / トレーサビリティ・システム / システム選定基準 / 牡蠣 / フードチェーン / システム評価 |
Research Abstract |
食品の偽装表示や無登録農薬の使用など相次ぐ食品事故で消費者の食の安全性への信頼は大きく揺らぐ中、万一食品事故が発生した場合に該当食品を迅速に回収し、またその原因究明を容易にするトレーサビリティ・システムの導入事例が国内外で急増している。世界的に牡蠣養殖で有名な宮城県石巻地域においてもすでに「宮城県産生かきトレーサビリティ情報システム(以下、牡蠣トレーサビリティ・システムと記す)」が導入され、稼動しているが、システムを導入した牡蠣パック加工業者の多くが、自社に見合った適切な牡蠣トレーサビリティ・システムを導入できずに、システムを破棄するか他のシステムに変更しているケースが多い、その最大の原因は、ベンダーによるトレーサビリティ・システムの開発が盛んとなったためシステムが乱立しており、多数ある商用の牡蠣トレーサビリティ・システムの中からどのシステムが自社に合っているのか詳細に調査せずに安易にシステムを導入し失敗しているのである。この問題を解決するためにまず本年度ではトレーサビリティ・システム導入事例および一般的な情報システム構築事例を取り扱った文献を調査し、トレーサビリティ・システム全般における基礎知識の集約を図った。また、トレーサビリティ・システムを選定する際の判断材料となる情報はほとんどなく商用のトレーサビリティ・システムに関する十分な情報が得られていないことから、国内外の牡蠣トレーサビリティ・システムについての開発動向の把握を目的としてインターネットや各種製品カタログから牡蠣トレーサビリティ・システムの開発動向を把握した。
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