2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21730326
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
伊吹 勇亮 Kyoto Sangyo University, 経営学部, 准教授 (60410255)
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Keywords | 経営学 / 広告会社 / クリエイティブ |
Research Abstract |
平成21年度は、交付申請書記載の「研究の目的」のうち、「クリエイティブの質の高低の測定基準を明らかにする」、「成功している広告キャンペーンの運営経緯についてインタビュー調査する」の2つを中心に、研究活動を遂行した。 「クリエイティブの質の高低の測定基準を明らかにする」については、当初の予定は実務家向けのアンケートを実施することで行う予定であった。しかし、いくつかの先行文献において同様の問題意識で測定基準を設定しなんらかの調査を行っているものがあったため、方針を転換し、文献のレビューおよび国内外の学会への参加を通じての最新知見の収集から、本研究において用いる測定基準を明確化することとした。なお、本項の研究成果の一部は、2010年3月に日本広告学会(中部・関西合同部会)にて報告済であり、今後論文化を進める予定である。 「成功している広告キャンペーンの運営経緯についてインタビュー調査する」については、本補助金の応募書類にて記した通り、別の研究資金による研究として、低関与ながら感性に基づいた商品選択がなされやすく、よって販売に際して広告の重要性が高いと思われるビバレッジ産業を中心とした広告主企業と広告会社のクリエイターへのインタビューを複数回行った。別研究資金の制約上、未だ学会報告や論文化にまでは至っていないが、2010年秋の学会報告と翌春の論文化が予定されている。 平成21年度の2つの項目は、平成22年度に行う研究(特に定量調査)のための前段階のものであり、その意味では、ここまで順調に研究は進行していると考える。
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Research Products
(1 results)