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2011 Fiscal Year Annual Research Report

標準化推進コンソーシアムにおける協調行為がもたらす競争構造への影響に関する考察

Research Project

Project/Area Number 21730336
Research InstitutionSoka University

Principal Investigator

安田 賢憲  創価大学, 経営学部, 准教授 (60352738)

Keywords標準化 / コンソーシアム / 電子制御システム
Research Abstract

本研究は、競争戦略の手段の一つである標準化戦略のうち、コンソーシアム標準について考察するものである。車載電子制御システムの開発効率を大幅に向上させる「車載基本ソフトウェア」や「モデルベース開発」に関連するコンソーシアム標準の業界への普及を目指し、様々な標準化活動を推進するオープン・コンソーシアムを研究対象としている。
平成23年度は、平成21、22年度に実施した先行研究のレビュー、考察対象としたコンソーシアムに参加する企業からの情報収集、国際ビジネス研究学会、アジア経営学会、日本経営教育学会などでの学会報告での知見をまとめ、以下のような概要の2本の論文を発表した。
(1)車載電子制御システムをモデルベース開発の手法を用いて行う場合、どのようなツールが利用されており、また、それらがどのように連結されているのかについて概説し、これらツールを用いたモデルベース開発を普及させるためにコンソーシアムが自動車メーカー主導で設立されたことを指摘した。
(2)コンソーシアムにおいて策定された標準に追従する企業(標準化周辺企業)の企業行動に焦点を当て、彼らが自らのインセンティブの程度に応じて、どのような協調行動をとりうるのかについて仮説を立て、インタビュー調査をベースに検証した。
これらの論文により、モデルベース開発を普及させるためのコンソーシアムの必要性、またコンソーシアム内で活動する標準化周辺企業の協調行為はそれぞれの戦略的意図の違いによっていくつかに類型化できることを明らかにした。今後、コンソーシアムの協調行為と競争構造への影響についてさらに考察を深め、24年度中に論文として発表したいと考えている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2011

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results)

  • [Journal Article] 車載電子制御システム開発におけるモデルベース開発のツールチェーン-コンソーシアムにおける協調活動に関する予備的考察2011

    • Author(s)
      安田賢憲
    • Journal Title

      富士論叢

      Volume: 56巻1号 Pages: 139-158

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] コンソーシアムにおける標準化周辺企業の企業行動の特徴と課題2011

    • Author(s)
      安田賢憲
    • Journal Title

      アジア経営研究

      Volume: 17巻 Pages: 49-59

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2013-06-26  

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