2009 Fiscal Year Annual Research Report
学習指導要領改訂に伴う指導方法等の変化と生徒の数学に対する動機づけ的特性との関係
Project/Area Number |
21730536
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
山森 光陽 National Institute for Educational Policy Research, 初等中等教育研究部, 研究員 (60370079)
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Keywords | 教育心理学 / 中学校 / 動機づけ / 学習指導要領 / 数学 / 縦断研究 |
Research Abstract |
本研究の目的は,学習指導要領の改訂に伴う移行措置および全面実施による中学校数学の指導方法等の変化と,生徒の数学に対する動機づけ的特性の変化を記述することで,新学習指導要領の全面実施にむけて,生徒の数学に対する動機づけ的特性が向上するかを明らかにすることである。そのために,研究期間(4年間)において,学習指導要領の改訂に伴う移行措置および全面実施による教育課程,指導方法等の変化を記述するとともに,生徒の数学に対する動機づけ的特性の経時的変化をとらえるための調査を行う。平成21年度においては,(1)調査協力校選定と協力依頼,(2)生徒質問紙調査,(3)教師質問紙調査,の3点を実施した。特に,4年間にわたって継続的に調査に協力していただける学校の選定を行い,関係機関との調整を行い,承諾を得ることで,縦断的研究に対する協力体制を構築した。また,調査結果の集計表および回答一覧表を調査協力校に直接説明をしながらフィードバックを行い,各校で授業改善のための資料として用いられる予定である。本研究は,3年間にわたって調査対象生徒の動機づけ的特性を個人レベルで経時的変化を追跡できるよう調査を行うものであり,結果は平成23年度に実施する調査の終了後に明らかになる予定であり,学習指導要領改訂の前後や移行措置期間中における生徒の経時的変化を検討した研究がない現状にあって,次期指導要領改訂の際の移行措置の在り方等を検討する上での資料が得られることが期待される。
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