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2010 Fiscal Year Annual Research Report

青年期破壊的行動に対する介入としての構造化筆記法の開発

Research Project

Project/Area Number 21730563
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

福森 崇貴  徳島大学, 大学院・ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 講師 (50453402)

Keywords心理学的介入
Research Abstract

本研究は,青年期にみられる行動化(acting-out)としての破壊的行動に対し,構造化筆記を用いた有効な介入法を開発することを目的とするものである。その際,従来提唱されてきた理論モデルに基づき,構造化筆記によって情動体験の回避を直面へと変化させていくことによって,破壊的行動という方略をより適応的な形態に置き換えることを目指す。
研究は,1.青年期破壊的行動への介入としての構造化筆記法の開発,2.開発された構造化筆記法についての効果検討,という2つのパートから構成される。平成22年度は昨年度に引き続き,2.の途中までを行った。具体的にはまず,効果検討に先立って大学生を対象にスクリーニング調査を行い,自己破壊的思考得点が一定水準以上の群を抽出し,研究への参加を依頼した。その後,研究参加への承諾のとれた13名を,構造化筆記群(7名),統制群(6名)の2群に無作為に割り当て,介入前・後において,自己破壊的変数などについての評価を行った。構造化筆記群の介入においては,昨年度からの予備実験の上作成された完成版を用いた。なお,途中でドロップアウトした者はいなかった。
最終的には,構造化筆記群・統制群各20名の被験者を予定しているため,平成23年度は引き続き介入実験を進め,被験者を増やした上で検討・考察を行う予定である。本研究において作成される構造化筆記法は,利用に際して比較的抵抗を引き起こしにくくアクセスも容易であることから,青年期に多発する破壊的行動への介入として,望ましい選択のひとつとなることが期待される。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] ロールシャッハ法の学びに関する調査報告2011

    • Author(s)
      駒屋雄高・吉野菜穂子・福森崇貴
    • Journal Title

      青山学院大学教育人間科学部紀要

      Volume: 2号 Pages: 123-132

URL: 

Published: 2012-07-19  

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