2013 Fiscal Year Annual Research Report
「投影ドラマ法」の可能性-既存の表現療法技法との比較、グループでの実施も踏まえて
Project/Area Number |
21730571
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
岡本 直子 立命館大学, 文学部, 准教授 (50389615)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 「投影ドラマ法」 / 表現 / 心理療法 / パーソナリティ傾向 / 集団 / 個人 / 箱庭療法 / コラージュ療法 |
Research Abstract |
25年度は本研究課題の最終年度であった。そのため、これまで行ってきた調査から得られたデータの分析と考察を行い、「投影ドラマ法」がもたらす心的体験の特徴や表現の仕方(表現スタイル)とパーソナリティ傾向の関連性を既存の表現療法の技法と比較検討し、研究発表を行った。 具体的には、1.「投影ドラマ法」から得られる心的体験とパーソナリティ傾向の関連性を分析し、日本心理臨床学会第32回秋期大会にて発表を行った(発表タイトル:「投影ドラマ」から得られる内的体験-パーソナリティとの関連性および体験内容に着目して-)。2.表現療法技法の一技法である箱庭療法に着目し、箱庭制作から得られる心的体験とパーソナリティ傾向との関連性を分析し、日本心理学会第77回大会にて発表を行った(発表タイトル:箱庭制作から得られる心的体験とパーソナリティの関連性)。3.「投影ドラマ法」の幼児への適用も視野に入れる目的から、幼児期のごっこ遊びに着目した考察を行い、日本モンテッソーリ協会学会)第46回全国大会で発表を行った(発表タイトル:幼児期におけるファンタジーの意味② -遊びに焦点を当てて-)。4.投影ドラマ法」を用いた調査を通して臨床心理学の研究方法に関する知見が得られたので、日本質的心理学会第10回全国大会でシンポジウムを企画し、話題提供も行った(シンポジウムテーマ:臨床心理学と他領域の架橋としての質的研究、話題提供タイトル:臨床心理学と他領域との架橋となる調査方法の模索-調査の枠組みで関係性やプロセスをとらえる試み-)。5.表現療法の一技法であるコラージュ療法に着目し、集団施行と個別施行でもたらされる気分について調査を行い、その成果を日本芸術療法学会誌に投稿し、掲載決定となった(論文タイトル:集団個人法と個別法でのコラージュによる気分変容についてーPOMS短縮版を用いてー)
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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