2009 Fiscal Year Annual Research Report
抑うつの軽減を目指した介入プログラム及び教育的予防プログラムの確立
Project/Area Number |
21730573
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Research Institution | Kansai University of Welfare Sciences |
Principal Investigator |
本岡 寛子 Kansai University of Welfare Sciences, 社会福祉学部, 講師 (70434876)
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Keywords | 抑うつ / 認知行動療法 / 問題解決療法 / 医療 / 産業 / 教育 |
Research Abstract |
研究目的(1):問題解決療法ワークシート及び指導者向けマニュアルの作成 医療現場、産業現場、教育現場の3領域それぞれの領域で使用するワークシートと指導者向けマニュアルを作成し、現在、研究協力者とのミーティングを重ねながら改編作業を行っている。 研究目的(2):指導者養成のワークショップの開催 平成21年8月8日に大阪府大阪市内のみどりトータルヘルス研究所にて、医療関係者及び研究者、産業領域の心理士等を対象に、「復職支援プログラム:自分の気持ちを上手にコントロールするための5っのコツ~問題解決療法~」と題したワークショップを開催し、プログラムを施行できる指導者の養成活動を行った。 研究目的(3):プログラムの効果検証研究の実施 プログラムの効果検証を行う為に、医療現場・産業領域・教育現場において、個別面接形式/グループ形式で問題解決療法ワークシートを用いた指導を行い、問題解決スキルの向上及び抑うっと不安、心配の緩和、人生満足感や自尊感情の向上が見られるか否かを検討した。医療現場として大阪市内総合病院神経科の患者を対象に「自分の気持ちを上手にコントロールするための5つのコツ・問題解決療法・」と題したプログラムを2009年9月~12月(週1回)に亘って実施した。産業現場として関西福祉科学大学EAP研究所の復職支援プログラム参加者を対象に、「認知行動療法・ストレスマネジメントカを身につける・」と題したプログラムを2009年5月~2010年3月に亘り、5クール(1クールは週1x5回)を実施した。教育現場としては関西福祉科学大学の学生を対象に、学生相談室主催のイベントとして「よりよい人間関係づくりのための特別講座第1回認知行動療法を学び問題解決のコツを身にっけよう」と題してプログラムを実施した。さらに、研究者の担当科目である臨床心理学実習IVの実習として問題解決療法を大学4年生を対象に実施した。その結果、プログラムの有用性が示唆される結果が得られ始めている。
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Research Products
(4 results)