2012 Fiscal Year Annual Research Report
パフォーマンス課題の効果的活用に関する国際比較調査
Project/Area Number |
21730620
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
西岡 加名恵 京都大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (20322266)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 教育評価 / 目標に準拠した評価 / パフォーマンス評価 / パフォーマンス課題 / ルーブリック / カリキュラム / アメリカ合衆国 / イギリス |
Research Abstract |
(1)(a)パフォーマンス課題に求められる思考力・判断力・表現力、(b)パフォーマンス課題に取り組む力を育てる指導方法、(c)パフォーマンス課題を活用する教師の力量形成を図るカリキュラム・マネジメントに関して探究するため、引き続き、研究協力校(宇都宮大学教育学部附属小学校、金沢市立中央小学校、京都府立園部高等学校など)との共同研究に取り組んだ。 (2)乙訓地方中学校長会、および京都府のCAN-DOリスト作成研修会との連携のもと、地域ぐるみで学力評価計画を改善する研究開発について探究を行った。乙訓地方については8中学校で学力評価計画を共有する取り組みを進めるとともに、思考力・判断力・表現力を育成するための課題や問題を分析した。京都府については、京都府立西乙訓高校・山城高校・東宇治高校・東舞鶴高校において、英語科の長期的ルーブリックや課題の共有と改善を進めた。 (3)長年パフォーマンス課題に取り組んできている米国において開発されている教育実践方法に注目し、特にTomlinson, A.らの提唱するdifferentiated instructionやdifferentiated schoolについて有効性と課題を検討した。あわせて、パフォーマンス課題を取り入れたカリキュラム設計の基本文献である、Wiggins, G., and McTighe, J., Understending by Design (Expanded 2nd Edition, ASCD, 2005)の翻訳を刊行した。 (4)学会誌等において研究成果を発表した。また、京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーション・センター主催 E.FORUM教育研究セミナーII「高大接続・大学入試の課題と展望」(2012年12月8日)において、イギリスの試験制度等を踏まえた提案「教育評価論から高大接続・大学入試を考える」を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)