2010 Fiscal Year Annual Research Report
オーセンティック・アセスメント理論に基づく社会系教科の評価実践開発の研究
Project/Area Number |
21730683
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
藤本 将人 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (10404229)
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Keywords | 評価 / オーセンティック・アセスメント / 社会科 / 構成主義 / 実践開発 / アメリカ合衆国 |
Research Abstract |
本研究では,アメリカ市民性教育(初等教育,中等教育,高等教育)におけるオーセンティック・アセスメントの評価実践について,「教科書及び関連教材における記述内容」「授業実践内容」「学習者の認識変容分析」の三つの観点から調査を行った上で,以下の点を明確にすることを目的としていた。 (1)オーセンティック・アセスメントにおける授業の目標はどのように構成されているのか。 (目標構造の抽出) (2)その目標を達成するために,どのような授業が組まれているのか。(授業構成理論の抽出) (3)その授業では,学習成果の評価の仕組みがどのように組み込まれているのか。 (評価手法の分析) (4)評価の結果得られた情報は,具体的にどのように分析されているのか。またその分析ツールはどのように開発されているのか。(情報の分析手法の検討) (5)評価情報は授業や学習者の学びにどのようにフィードバックされているのか。(情報の利用方法の検討) (6)(1)→(2)→(3)→(4)→(5)という研究手続きをとることで,評価実践に内在されている評価原理を明らかにする。また複数の事例を同じ研究方法論で分析することにより,評価原理の類型化を行う。 抽出した原理に基づく開発に関する論文を3本,著書を2本,研究成果として発表することができた。
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