2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21740169
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
SHU Jing The University of Tokyo, 数物連携宇宙研究機構, 特任研究員 (90534975)
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Keywords | 素粒子(理論) |
Research Abstract |
2009年度における私の研究はダークマターとLHC物理学に関連する諸問題に焦点が合わされていた。われわれが提案したのは点状位相欠陥が有望なダークマターの候補であるということである。[1]Kibble-Zurek機構を用いて位相欠陥の密度を見積もると、電弱相互作用のエネルギースケールより大きな磁気単極子が作られるモデルは禁止され、見えない磁気単極子はもしその質量が1000TeV以上であるならばダークマターになりえる。電弱スケールにおける拡大された対称性の破れ構造から派生したskyrmionはthermalダークマターでありえる。われわれはKK光量子消滅をつうじてFERMI電子のデータを解明し、またコライダーシグナルを示すために、私の「Split-UED」モデルを拡大応用した。[2]近年、Tevatron実験でトップクオークの前方後方非対称性の異常が2シグマで観測された。そこで、我々は、この実験結果を説明するために2つのモデルを提案する。一つ目は、第4世代とのsチャンネルでの軸性グルーオンの交換で、[3]もう一つは、t/uチャンネルでのカラー3/6重項の交換である。これを説明するために2つのモデルを提案する。[4]2つのZ bosonsへのスカラーdecaysにかんするオペレーター分析をおこなう。[5]われわれは、非弾性散乱しスピン依存性を持つダークマターに関して、ニュートリノを用いた制限も考え、これはDAMAおよびスピン依存性を持つダークマターに対するconstraintsを説明するためのものである。われわれの成果が示すのはconstraintsが非弾性散乱しスピン依存性を持つダークマターに似ているということである。なぜなら水素が補足に貢献しないからである。
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