2009 Fiscal Year Annual Research Report
古地球磁場強度測定のためのマイクロ波着磁/消磁システムの設計・製作
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21740331
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| Research Institution | Kochi University |
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Principal Investigator |
山本 祐二 Kochi University, 教育研究部・自然科学系, 助教 (00452699)
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| Keywords | 固体地球物理学 / 地球電磁気 / 磁性 / マイクロ波 |
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| Research Abstract |
本研究では,主としてマイクロ波着磁/消磁システムの基本的な設計・製作に取り組むことを目的としている.システムは信号発生器・信号増幅器・信号伝播路・共振器・直流磁場制御部・制御パソコンを主な構成要素とするが,とくに本年度は信号伝播路および共振器についてその設計と手配を行った.研究開始前の段階において,すでに20GHzまでのマイクロ波を発生可能な信号発生器を準備しておいたため,着磁/消磁効率と価格を考慮して,システムとしては18GHz帯のマイクロ波の利用に最適化することとした.信号伝播路および共振器からなる構成要素に対応する具体的な部品構成は,直導波管,同軸導波管変換器,直行形方向性結合器,アイソレータ,共振器の5つとなり,最大で100Wの電力まで対応できるようにしたため,共振器には水冷の配管を設けた.着磁/消磁の対象試料は直径5mm×高さ2～3mmとし,石英ガラス管の先端に取り付けて共振器の共鳴中心に設置できる構造とした.試料ごとの形状や表面状態の違いによるマイクロ波共振特性の変化に対応させるため,共振器長を調節できる機構も備えるようにした.
当初の計画では,本年度中に仮システムを組み上げて,信号伝播路および共振器の周波数特性の試験・改善に必要なソフトの開発にも取り組み始める予定であったが,実際には仮システムの組み上げに必要な主要構成要素が揃ったという段階で年度が終了した.次年度は,仮システムの組み上げ,ソフトの開発,直流磁場制御部の設計・製作に取り組む予定である.
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Research Products
(4 results)
