2009 Fiscal Year Annual Research Report
高温超伝導による磁気収束機構を用いた超高感度磁気抵抗センサーの開発
Project/Area Number |
21760054
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
何 東風 National Institute for Materials Science, 超伝導材料センター, 主任研究員 (60391223)
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Keywords | AMRセンサ / 高温超伝導 / 磁気センサ / 磁束収束機構 / YBCO |
Research Abstract |
当該年度に超伝導磁束収束効果を確認するために、フリップチップ型超伝導磁束収束板とAMRセンサを組み合わせて実証実験をおこないました。次の実験をしました。 a. 異方性磁気抵抗(AMR)センサの低雑音駆動回路を開発した。この駆動回路はアンプモードか、フィードバックモードで作動できます。この駆動回路を使って、高感度磁気測定は実現された。 b. センサ自身のノイズ低減のため、液体窒素温度で動作するAMRセンサを開発した。私たちは、LaAlO_3基板にNiFeフィルムを作って、異方性磁気抵抗Anisotropic Magneto Resistive (AMR)センサを作りました。このセンサは液体窒素温度で動作できました、そして、約15pT/〓Hzの磁場分解能を達成した。 c. 高温超電導体YBCOフィルムを使用して1cm×1cmの磁束収束機構を作製した。 d. 開発したAMRセンサと超伝導磁束収束機構を組み合わせて磁束収束によると、液体窒素温度で5pT/〓Hzの磁場分解能を達成した。超伝導磁束収束機構を使って磁場分解能はdcからMHzまでの広帯域幅で約3倍改良されました。 超伝導磁束収束機構は、AMRセンサの感度を改良するのに有効です。このセンサを非破壊評価に使用できて、また、液体窒素で材料の磁気特性をチェックするのに使用できます。
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Research Products
(2 results)