2009 Fiscal Year Annual Research Report
仮想現実をもちいた、微小液的制御による顕微作業システムの操作性の向上に関する研究
Project/Area Number |
21760209
|
Research Institution | Kogakuin University |
Principal Investigator |
見崎 大悟 Kogakuin University, 工学部, 講師 (00361832)
|
Keywords | 画像,文字,音声認識等 / マイクロマシン / バイオテクノロジ |
Research Abstract |
本研究課題では,柔軟性の高い顕微作業を実現するために,操作の対象物に破損や性質の変化などの影響を与えることが少ない微小液滴制御によるマイクロマニピュレーションツールを開発する.さらに,実際に顕微作業システムのユーザが利用しやすいように,立体的なパーツのアセンブリが可能な顕微作業支援インターフェースを開発し,より実用的なシステムの構築を目指している.以下に本年度の研究成果を列挙する. 1液架橋力を利用したマイクロマニピュレーションシステムの設計・製作をおこなった. 2マイクロパーツのピック&プレースに関して液架橋力をもちいた手法の実験・検証をおこない,提案手法が最大500[μm]程度のマイクロパーツの把持が可能であることを確認した. 3機水性,親水性を利用したマイクロパーツの位置決め手法を提案した. 4顕微画像認識をもちいた作業支援システムの設計開発をおこなった.このシステムでは,作業者に対してマイクロパーツとマニピュレータのエンドエフェクタとの位置合わせと,視野外に配置されるマイクロパーツの位置情報の把握に関して支援をおこない,顕微作業の時間を短縮することが確認できた. 5マイクロパーツの組み立ての基礎実験の実施をおこない,4で提案した作業支援システムをもちいてどのような情報が作業者の支援情報となるのか検証をおこなった.
|