2009 Fiscal Year Annual Research Report
コンデンサ並列形駆動回路によるSRMのトルク平準化と高性能可変速システムの構築
Project/Area Number |
21760215
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
石川 裕記 Gifu University, 工学部, 准教授 (90273119)
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Keywords | スイッチトリラクタンスモータ / 磁石レスモータ / トルク脈動抑制 / 並列コンデンサ形駆動回路 / リアルタイム電流補償 / 可変速駆動システム |
Research Abstract |
現在普及が急速に拡大している永久磁石モータに使用される希土類金属は,今後価格の高騰と資源の枯渇が懸念される。そめ課題を解決するため,本研究では磁石レスモータとして知られているスイッテトリラクタシスモータ(以下,SRモータと略記)の技術課題を克服し,脱永久磁石同期モータ化を目指すものである。 本研究課題においては,SRモータの技術課題のひとつである大きなトルク脈動を,駆動回の自方式の開発及び改良,制御方式の開発及び改良という異なる2つのアプローチにより克服し,高精度・高性能SRモータ可変速駆動ジステムを構築することを目指したものである。 当該年度において,主として,コンデンサ並列型SRモータ駆動回路の設計・試作およびトルク脈動抑制制御アルゴリズムの構築に重点を置き,以下の項目について必要に応じてコンピュータシミュレーションを実施しながら検討を行った。 (1) コンデンサ並列形駆動回路の設計および試作 (2) 低速領域におけるトルク脈動抑制を目的とした,並列コンデンサ電圧制御による固定子電流波形制御アルゴリズムの構築 (3) 高速領域におけるトルク脈動抑制を目的とした,リアルタイム電流補償によるマ理想電流波形導出アルゴリズムの確立 (4) 全速度領域におけるトルク脈動抑制を目的とした,上記(2)および(3)の併用型制御アルコリズムの構築 (5) 基本的なトルク脈動抑制効果の評価のための,一定速および一定負荷時における実機検証 これらの項目を検討した結果,制御方式のみのアプローチには限界があり,駆動回路方式からのアプローチとの併用により,トルク脈動を大幅に抑制できることが明らかとなった。
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Research Products
(1 results)