2009 Fiscal Year Annual Research Report
CFD技術を用いた住宅暖房室内の温熱環境予測改善に関する研究
Project/Area Number |
21760453
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
小笠原 岳 Tokyo University of Science, 工学部・第一部, 助教 (30516232)
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Keywords | CFD / 非構造格子 / サーマルマネキン |
Research Abstract |
本研究では非構造格子を用いて再現した人体モデルを、構造格子系に組み込むCFD手法を確立し、主として暖房居室内の温熱快適性に関する予測技術の向上を目的としている。 まずメッシュ形状・メッシュ解像度.空間離散化スキームの違いが解析結果に与える影響について検討した。この結果、メッシュ解像度を向上させ、高次差分スキームを用いることで、メッシュシステムによらない結果を得られることが確認された。 次に実空間としてタスクアンビエント空調を行うオフィス空間を対象に、サーマルマネキンを設置した場合の顕熱損失量・表面温度実測を行い、トリムドメッシュ・テトラメッシュによるCFD解析結果と比較することで計算精度の確認を試みた。その結果、トリムドメッシュ・テトラメッシュともに概ね実測を再現できることを確認したが、生成メッシュ密度の違いによると見られる吹出し気流の拡散性状の違いを確認した。 さらに暖房居室について取り上げ、エアコン暖房時.床暖房時について、サーマルマネキンを設置した条件での実験結果と計算結果の比較を実施したところ、テトラメッシュ・トリムドメッシュともに同精度の結果を得られることを確認した。
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Research Products
(2 results)