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2011 Fiscal Year Annual Research Report

内圧維持型マルチセルインフレータブル宇宙構造システム

Research Project

Project/Area Number 21760659
Research InstitutionJapan Aerospace Exploration Agency

Principal Investigator

石村 康生  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 准教授 (10333626)

Keywords宇宙構造物 / インフレータブル構造 / マルチセル / 内圧維持
Research Abstract

本年度は,マルチセルインフレータブル構造の大型化を試みると同時に,その基本気的な機械物性値の取得を行った.マルチセル構造を相似的に大きくすると,曲率半径が増し,結果として膜応力の増大につながる.これらの過度の膜応力の増大を防ぐため,セルサイズの最適化を図った.これらの設計に基づき,実際に大型パネル構造を製造した.更に,長期の宇宙環境による利用を見据え,ガスバリア性を向上させた多層フィルムを採用した.従来の単層フィルムでは,1日以内の真空環境下で,大幅なガスリークが観測されていた.一方で多層フィルムを採用した結果,1ヶ月間真空環境下においたパネル構造の曲げ剛性を評価において,ガスリークに依存すると考えられる曲げ剛性の有為な変化は確認されなかった.また,この大型パネル構造においては,パネル厚をセルの多段化によって増すことに成功し,曲げ剛性の向上につながっている.多段化おいては,層間の接着技術を向上が鍵となっており,2,4,8段の試作を行った.原理的には,これらの繰り返しにおいて,パネル厚を自由に増すことができる.最終的に開発された多段大型マルチセルパネルは,等価な曲げ剛性のアルミ板と比べて,面密度では1/5程度となっている.
最後に,さらなる応用展開として,弾性座屈を利用した収納可能なパネル構造へのマルチセルインフレータブル構造の利用を検討し,その概念設計を行った.要素試作を経て,一部機能実証を行ったが,これらの更なる構造最適化は今後の課題となった.

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] マルチセルインフレータブルサンドイッチパネルの開発2011

    • Author(s)
      片山範将,石村康生,二橋勇気,杉山彩香,青木隆平,樋口健,宮崎康行,岸本直子
    • Organizer
      構造強度に関する講演会
    • Place of Presentation
      秋田
    • Year and Date
      2011-07-27

URL: 

Published: 2013-06-26  

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