2009 Fiscal Year Annual Research Report
反跳粒子3D計測による高感度速中性子イメージング法の開発
Project/Area Number |
21760717
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Research Institution | National Research Institute of Police Science |
Principal Investigator |
土屋 兼一 National Research Institute of Police Science, 法科学第二部, 研究員 (90447920)
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Keywords | 中性子 / 放射線X線粒子線 / 可視化 / 計測工学 / 検出器開発 |
Research Abstract |
本研究の目的は、マイクロパターンガス検出器のひとつであるマイクロピクセルチェンバー(μ-PIC)を用いた中性子検出器を製作し、モンテカルロシミュレーションによる最適化により、高感度中性子イメージング法を開発することである。今年度は、プロトタイプ検出器を製作し、中性子の入射方向を決定するガス増幅部の設計及び製作を行なった。ガス増幅部及び検出器の改良作業は埃の無い場所で行なう必要があるため、簡易のクリーンブースを購入し、開発作業環境を整えた。また、FPGAエンコーダーボード(座標演算装置)を購入し、荷電粒子の位置情報、時間情報を計算できる読み出し環境を整えた。現在、GEANT4を用いて検出器の性能評価に必要なモンテカルロシミュレーションのプログラムを製作している。今後はガンマ線(Co-60)及び中性子線源(Cf-252)を用いて検出器の動作確認を行ない、ガス増幅部及び検出器部(μ-PIC)の高電圧設定値の最適化を行なう。
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