2012 Fiscal Year Annual Research Report
食植性甲虫類における寄主幅拡大のメカニズム:成虫による副食草の利用がもたらす効果
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21770012
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
藤山 直之 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (90360958)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 食植性昆虫 / 寄主植物特異性 / 寄主幅 / パフォーマンス / エゾアザミテントウ / 自然選択 / 多面発現 / 遺伝相関 |
Research Abstract |
研究最終年度にあたる本年度は、エゾアザミテントウとその主食草のアザミ類(キク科)および副食草である可能性が高いルイヨウボタン(メギ科)とミヤマニガウリ(ウリ科)を材料とし、各食草の利用状況に関する野外調査を継続したとともに、平成22年度に開始したミヤマニガウリを餌とした人為選択実験を継続し、第5世代までを計画通り終了した。得られた知見の概要を以下に示す。 1.昨年度に対象とした4地点のうち、越冬成虫によるルイヨウボタンの利用(摂食と産卵)が観察された3地点において野外調査を継続した。今年度の食草利用状況は昨年度とはやや異なっており、1地点でのみ越冬成虫によるルイヨウボタンの利用が観察された。新成虫による摂食に関しては、1地点ではルイヨウボタンとミヤマニガウリの両方の加害が、別の1地点ではルイヨウボタンのみの加害が観察された。なお、今年度に対象とした全ての調査地点に関して、エゾアザミテントウの密度は季節を通して昨年度より低いようであった。 2.ミヤマニガウリを利用する能力に関し、第5世代の幼虫の成育能力を明らかにしたと共に、第4および5世代の成虫の繁殖形質に関するデータを蓄積した。昨年までに著しく低下していた幼虫のミヤマニガウリ利用能力は回復することなく維持されており、ミヤマニガウリ上で羽化する個体は無かった。成虫の繁殖形質に関しては、今後第1から第3世代までのデータとともに詳細に解析する必要があるものの、寿命や産卵数がさらに著しく低下するということは無かった。 今年度までに得られた成果の一部を日本昆虫学会および日本生態学会の全国大会において発表した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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