2012 Fiscal Year Annual Research Report
自然生態系におけるアンモニア酸化アーキアの二酸化炭素固定に関する分子生態学的研究
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21770028
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
中川 達功 日本大学, 生物資源科学部, 講師 (40434104)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | アンモニア酸化性アーキア / 二酸化炭素固定 |
Research Abstract |
平成24年度の研究計画では、昨年度までに研究が進んだ炭酸固定遺伝子を利用して、環境中の炭酸固定遺伝子発現量の定量化と発現量と環境因子(特にアンモニウムイオン濃度)の関係を調べることを目的とし、アンモニア酸化アーキア純粋株を用いた新規インキュベーション実験に基づく炭酸固定遺伝子発現量の定量解析を実施した。 新規インキュベーション実験では実際の海洋環境と同レベルのアンモニウムイオン濃度を安定的にアンモニア酸化アーキア純粋株に供給することができた。この結果により、研究室内において海洋環境を模擬したアンモニウムイオン濃度条件下におけるアンモニア酸化アーキア純粋株の遺伝子発現量のモニタリングが可能になった。 炭酸固定関連遺伝子4-Hydroxybutyryl-CoA dehydratase (hcd)とアンモニアモノオキシゲナーゼ (amoA) のmRNA量の変化をモニタリングするため、定量的逆転写-PCRに用いるRNAスタンダードの作成、定量的逆転写-PCRの反応条件の検討を実施した。その結果、海洋環境を模擬した低アンモニウムイオン濃度におけるhcd遺伝子のmRNA量の変化のモニタリングに成功した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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