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2009 Fiscal Year Annual Research Report

非筋定型ミオシンIIによる内臓器官の左右非対称な形態形成機構に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21770243
Research InstitutionTokyo University of Science

Principal Investigator

奥村 高志  Tokyo University of Science, 基礎工学部, ポストドクトラル研究員 (20449234)

Keywordsショウジョウバエ / 左右非対称性 / ミオシンII / 形態形成 / 消化管 / 内蔵筋
Research Abstract

以前の研究代表者の研究により、ショウジョウバエ胚中腸の左右非対称な形態形成時に起きる、中腸の環状内臓筋細胞の左右非対称な動きに、非筋定型ミオシンII重鎖Zipper(Zip)の機能が不可欠であることが明らかにされていました。また、非筋定型ミオシンIIは、左右非対称性を示す動物門で広く保存されており、その機能が普遍的である可能性は高いと予測されました。そこで、本申請研究計画は、中腸の環状内臓筋細胞において、非筋ミオシンIIの活性に左右バイアスが存在するか検討し、存在すれば、その分子機構を明らかとすることを目標としました。本年度は、申請研究計画の内容通り、まず2通りの方法を用いて、非筋ミオシンIIの活性に左右バイアスがあるか検出を試みました。1、非筋ミオシンIIは、ミオシン軽鎖のリン酸化により活性化されます。そこで、リン酸化型ミオシン軽鎖を検出する抗体を用いて免疫染色を行い、環状内臓筋細胞を詳細に観察しました。しかしながら、これまでの解析において、その染色パターンに優位な左右差を検出することはできませんでした。2、Zipやミオシン軽鎖のタンパク質の動きを詳細に解析するために、GFPを融合したこれらのタンパク質を目的の組織発現できるトランスジェニック系統を作出/準備しました。加えて、これらの融合タンパク質を中腸の環状内蔵筋細胞で特異的に発現させるシステムも構築しました。現在、このシステムを用いて、タイムラプス撮影を行い、中腸の環状内蔵筋細胞における、ミオシンIIの動きの時空間的な解析を試しみており、来年度も引き続き解析を行う予定です。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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