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2010 Fiscal Year Annual Research Report

インドにおける貧困削減のための単位信用農協の立て直しに関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 21780214
Research InstitutionMeiji University

Principal Investigator

草野 拓司  明治大学, 研究・知財戦略機構, 研究員 (70409473)

Keywordsインド / 農村金融 / 信用組合 / 製糖協同組合 / 協同組合間連携 / 単位信用農協 / 貧困 / マハラシュトラ州
Research Abstract

本研究の課題は、インドの単位信用農協の立て直しのため、単位信用農協と製糖協同組合との連携がどのような効果をもたらすかについて実証的に検証し、新たな単位信用農協モデルを提示することである。このために、インド西部マハラシュトラ州において、複数の単位信用農協や県中央協同組合銀行に加え、信用農協組合員などの関係者から聞き取り調査を行った。
昨年度までの成果としては、単位信用農協と製糖協同組合の連携システムの分析から、それは返済率向上のための効果的な方法であることが分かっている。平成22年度においては、その研究蓄積をさらに深めるため、単位信用農協と製糖協同組合の連携に関して、現地調査で得た結果をもとに、単位信用農協組合員の意識等の分析を行った。つまり、連携によるシステムの効果を、貸手側からみるだけでなく、借手側からもみることにより、連携システムの効果を両面から評価しようとしたものである。
このような分析による主な成果は以下の通りである。
・組合員は、借入先を選択する際、利子などの返済条件よりも、製糖協同組合との連携があるか否かを最重視しており、連携をきわめて重要なものであると意識していることが分かった。
・連携を利用した組合員への融資は、貸手である単位信用農協の取引費用を逓減させるだけでなく、借手である組合員が単位信用農協へアクセスする際の取引費用等においても逓減効果をもたらしていることが明らかになった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2011 Other

All Journal Article (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] インドの砂糖需給をめぐる動向-求められる砂糖生産量安定化方策-2011

    • Author(s)
      草野拓司
    • Journal Title

      砂糖類情報(独立行政法人農畜産業振興機構)

      Volume: No.177 Pages: 1-4

  • [Remarks] 独立行政法人農畜産業振興機構ホームページ:草野拓司「インドの砂糖需給をめぐる動向-求められる砂糖生産量安定化方策-」

    • URL

      http://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000300.html

URL: 

Published: 2013-06-26  

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