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2010 Fiscal Year Annual Research Report

周産・新生児期における薬物代謝酵素活性の特性変動を考慮した適切な医薬品投与設計

Research Project

Project/Area Number 21790170
Research InstitutionHiroshima International University

Principal Investigator

田山 剛崇  広島国際大学, 薬学部, 講師 (80389121)

Keywords小児 / 胎児 / 薬物代謝 / 医薬品適正使用 / 新生児
Research Abstract

ラット妊娠日齢に伴う薬物代謝酵素xanthine oxidase(XO)およびaldehyde oxidase(AO)の活性変動を検討した。加えて、出生後の生後日齢に伴うXO活性変動も検討した。妊娠14,16,20日の雌ラットを屠殺後、胎盤を摘出した。同様に生後0,1,2,3,4,5,6週齢のラットを屠殺後、肝を摘出し、Cytosol画分を作成した。その後、Cytosol画分中のXO活性及びAO活性を測定した。なお、XO活性は、1-methylxanthineの酸化活性にて、AO活性は、N1-methynicotinamideの酸化活性にて評価した。ヒトにおいては、妊娠42週目の胎盤を購入し、AO活性を測定した。タンパクあたりの胎盤XOおよびAO活性を認めたものの、各妊娠日齢に伴う活性差は認めなかった。また、種の異なるヒトにおいて、胎盤中AO活性の有無を検討したところ、その活性を認めた。妊娠中は急激な胎盤重量の増加が認められることを考慮すると、組織あたりの活性は変動していると考えられる。従って、胎盤を通して、胎児に医薬品を投与する場合は胎盤中のAO活性を考慮する必要がある。出生後の新生仔に関して検討を行った結果、XO活性は生後日数に伴いその活性の上昇が認められ、4週齢にて成獣と同等の活性を示し、AOと同様の活性変動を示した。また、これら酵素活性とそれらタンパク発現量の間には相関が認められ、発育に伴うXO活性変動は、タンパク発現により制御されている可能性が示唆された。これらの結果より、XOもAO同様に成長を考慮した医薬品投与設計が必要と考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ラット発育に伴う薬物代謝酵素xanthine oxidaseの活性変動2011

    • Author(s)
      田山剛崇
    • Organizer
      日本薬学会 第131年会
    • Place of Presentation
      静岡
    • Year and Date
      2011-03-29

URL: 

Published: 2012-07-19  

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