2010 Fiscal Year Annual Research Report
プロテオーム解析によるNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)疾患マーカー探索
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21790531
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| Research Institution | Chiba University |
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Principal Investigator |
西村 基 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (80400969)
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| Keywords | 臨床検査医学 |
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| Research Abstract |
研究代表者の確立したin vitro NASHヒト培養細胞モデルにより見出された、いくつかのたんぱくにおいて、疾患特異性、臓器特異性で疾患マーカーとして有望な結果が得られた。平成22年度は主にそのいくつかのたんぱくが、疾患マーカーたりうるかvalidationを行った。実際にNASH患者血清と健常コントロール血清を使用し、western blotなど抗体を用いてvalidationをしている。
一つの候補たんぱくにおいては、非常に優良な結果が得られたため、臨床検査試薬の大手メーカー「ニットーボーメディカル株式会社」と共同で特許を出願中である。
特願2010-1377095号「非アルコール性脂肪肝炎検出および/または鑑別用マーカー、非アルコール性脂肪肝炎を検出および/または鑑別する方法およびそれらに用いるキット」出願年月日・2010年6月17日。このたんぱくは、臨床検査の現場での実用化を目指し研究を継続している。
その他の候補たんぱくにおいても、現在同様の手法でvalidation作業を継続中である。
また、疾患マーカー探索の新しい切り口を求め、脂肪代謝と肝炎の関連を再検討したところ、血中中性脂肪分画の変化と肝線維化の程度に強い相関があることを見出し、新たな知見として研究代表者を第一著者として国際誌に発表した(Nishimura M, Yamamoto H, Yoshida T, Seimiya M, Sawabe Y, et al. (2011) Decreases in the Serum VLDL-TG/Non-VLDL-TG Ratio from Early Stages of Chronic Hepatitis C : Alterations in TG-Rich Lipoprotein Levels. PLoS ONE 6 (2) : e17309. doi : 10.1371/journal.pone. 0017309)。
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[Journal Article] Decreases in the Serum VLDL-TG/Non-VLDL-TG Ratio from Early Stages of Chronic Hepatitis C : Alterations in TG-Rich Lipoprotein Levels2011
Author(s)
Nishimura M, Yamamoto H, Yoshida T, Seimiya M, Sawabe Y, Matsushita K, Umemura H, Sogawa K, Takizawa H, Yokosuka O, Nomura F
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Journal Title
Plos One
Volume: 6
Pages: e17309
Peer Reviewed
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