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2010 Fiscal Year Annual Research Report

効率的制御性T細胞培養法の確立

Research Project

Project/Area Number 21790535
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

柴倉 美砂子  岡山大学, 大学院・保健学研究科, 准教授 (30314694)

Keywords制御性T細胞 / 培養方法 / P-セレクチン / PSGL-1
Research Abstract

同種骨髄移植における急性GVHDの治療には、免疫抑制剤による免疫抑制療法が用いられているが、奏功しない場合もある。
私は制御性T細胞を用いた細胞免疫療法に着目した。特に細胞接着因子であるP-セレクチンは、制御性T細胞に発現していると報告されており、P-セレクチンノックアウトマウスでは、脾臓制御性T細胞数が野生型に比べて多く、セレクチンの発現が制御性T細胞の増殖に影響を与えている可能性がある。P-セレクチンノックアウトマウスやPSGL-1ノックアウトマウスを用いて、制御性T細胞の分化・成熟にセレクチン/セレクチンリガンドが重要な役割を果たしていることが証明されれば、制御性T細胞をより効率的かつ選択的に増殖させることができると考えた。
(1)制御性T細胞を効率的に増殖させるために、制御性T細胞を分離し、抗CD3抗体、抗CD28抗体結合磁気ビーズやIL-2を用いて至適培養条件を決定した後、野生型、P-セレクチンノックアウトマウス、PSGL-1ノックアウトマウスにおいて制御性T細胞増殖率を比較した。P-セレクチンノックアウトマウス、PSGL-1ノックアウトマウスは、野生型に比べて制御性T細胞増殖率が高い傾向があった。
(2)P-セレクチンノックアウトマウスおよびPSGL-1ノックアウトマウスの制御性T細胞機能を野生型と比較した。制御性T細胞によるin vitro suppression assayを行ったところ、PSGL-1ノックアウトマウスにおいて野生型T細胞の増殖を抑制する傾向が見られた。
(3)シアリダーゼ処理した制御性T細胞の増殖率については検討できていない。

URL: 

Published: 2012-07-19  

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