2009 Fiscal Year Annual Research Report
カルシウムによる生活習慣病のケモプリベンション効果をランダム化比較試験で検証する
Project/Area Number |
21790574
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
尾山 真理 Niigata University, 医歯学系, 助教 (00447608)
|
Keywords | 生活習慣病 / 化学予防 / ランダム化比較試験 / カルシウム / 血圧 / 予防医学 / 耐糖能 / 動脈硬化 |
Research Abstract |
今年度の実施内容は、試験参加者の中間検査を完了し、検査データの返却・説明、ベースラインおよび中間検査データの整理であった。2008年および2009年11月にベースラインおよび1年後検査を行なった。ベースライン検査、中間検査では、それぞれ450人、425人(94.4%)が参加し,中間検査時点で,錠剤の服用を中止するとした者は28人(6.2%)であった。アウトカムとしての検査項目は最大血圧、最小血圧、空腹時血糖、HbAlc、尿酸、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪であり、ベースライン検査におけるそれぞれの変数の平均値は、133.7mmHg、80.3mmHg、90.1mg/dl、5.1mg/dl、4.4mg/dl、213.6mg/dl、67.8mg/dl、120.6mg/dl、100.2mg/dl、1年後の変化は、それぞれ、-2.4mmHg、-1.0mmHg、-0.6mg/dl、0.1mg/dl、0.0mg/dl、0.2mg/dl、-0.6mg/dl、-1.3mg/dl、0.3mg/dlであった。今回の中間医学検査では、RCTの厳密性を保つため、介入3群間の中間比較解析は行わなかった。仮に中間解析を行って研究者の予想した結果となっていれば問題ないが、予想されない結果がでた場合、研究者による公平な介入が損なわれる可能性が否定できないからである。中間検査では、事前の予想より高い参加率が得られ、最終検査においても高い参加率が期待される。
|
Research Products
(1 results)