2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21790575
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
濱崎 景 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(医学)公衆衛生学, 助教 (50533494)
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Keywords | ω3系多価不飽和脂肪酸 / 骨粗鬆症 / 脂質代謝 / 疫学調査 |
Research Abstract |
骨粗鬆症は、近年寿命が延び高齢者人口が増えてきたため、特に問題になってきている。日本では、約1,000万人の患者さんがいるといわれており、高齢者人口の増加に伴ってその数は増えている。骨粗鬆症の予防として適度な運動やカルシウムやビタミンDなどの摂取が重要であることは知られているが、近年多価不飽和脂肪酸にもなんらかの関連があることが報告されるようになってきた。そこで今回、血中脂肪酸分析を行い、脂肪酸と骨粗鬆症に伴う骨折との関連を症例・対照研究により調査する。 一昨年度より、富山大学附属病院整形外科の全面的な協力のもとに骨粗鬆症に伴う骨折患者の募集をしているが、予想よりも除外基準に該当する対象者が多いため、昨年より、骨折の部位を大腿頸部骨折・脊椎圧迫骨折・橈骨遠位端骨折だけでなく、上腕骨骨折(骨粗鬆症に多い)も含めた。更には協力病院を増やすことで多くの症例を増やすことが出来、現在、骨折患者数としては、42名に達した。 症例数42名のうちわけは、男性8名(平均年齢は84歳)、女性34名(平均年齢は81歳)であった。また、ほとんどの患者で何らかの治療を受けており、今後の解析では生活習慣病等での層別化解析が必要と思われた。 また、本年度は50症例サンプル程度たまったところで、メインの評価項目である血中脂肪酸をガスクロマト法にて分析を行う予定である。分析途中で問題が起こっていないことを確認するため、富山大学医学部公衆衛生学で定期的に検討会を開き、進捗状況、症例の除外規定などについての検討を行う。
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