2009 Fiscal Year Annual Research Report
慢性腎臓病の指標としてのADMAと冠動脈石灰化進展に関する長期追跡研究
Project/Area Number |
21790578
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
長澤 晋哉 Shiga University of Medical Science, 生活習慣病予防センター, 特任助教 (30510341)
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Keywords | 成人保健 / 心腎連関 |
Research Abstract |
研究目的は、慢性腎臓病の指標としてのADMA(asymmetrical dimethylarginine)が動脈硬化を及ぼす可能性について、無作為抽出した一般40代男性集団の約7年間に及ぶ追跡研究から、潜在性動脈硬化として冠動脈石灰化進展を評価することによって明らかにすることである。そのために平成21年度は下記の如く結局255名に参加協力をして頂き、問診、身体測定、検査を行った。またそれと並行して約7年前の初回調査時に採取し保存した319名分の血漿からADMAを測定した。 当計画は本体研究の一部であるが、対象者は本体研究の初回調査時(平成13年度から16年度)の319名であった。彼らは当時、滋賀県草津市在住の全40代男性から無作為抽出され実際に参加した者であった。 調査方法は、4月より12月の間1ヶ月に15名程度の進度で調査を実施した。12時間以上の絶食の状態で滋賀医科大学附属病院に来院して頂き、初回調査と同様に下記のような問診、身体計測および検査を行った。検体については-70℃で保存した。 (生活習慣指標)生活習慣に関する詳細な問診 (身体計測)身長・体重・腹囲・腹腔径・血圧 (空腹時採血・採尿)一般的な血液生化学検査、血清脂質検査、血糖値、尿中アルブミンなど(マルチスライスCTによる冠動脈石灰化) 結局今回の参加者は、目標とした参加率の8割を超え255名であった。 それと並行して、初回調査時に採取し-70℃に保存した319名分の血漿よりADMAを測定した。
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