2009 Fiscal Year Annual Research Report
ソーシャル・キャピタルを用いたメタボ対策等行政施策評価に関する実証的研究
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21790582
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
高尾 総司 Okayama University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (50335626)
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Keywords | ソーシャル・キャピタル / メタボリック・シンドローム / 行政施策評価 |
Research Abstract |
平成21年度は、岡山市におけるソーシャル・キャピタルと健康の調査について、分析を行った。調査対象に含まれている、20小学校区(全87小学校区中)の、各種ソーシャル・キャピタル指標の高低と、愛育委員活動の活発さ等について、岡山市保健所担当者との意見交換を行うとともに、分析結果の一部は、第68回日本公衆衛生学会総会(奈良)などで発表を行った。また、ソーシャル・キャピタルに関わる研究では、公衆衛生学領域よりもむしろ、経済学・政治学などの領域の方が歴史も実績もあり、また、極めて学際的研究領域であることから、平成22年3月に東京で開催されたシンポジウム「ソーシャル・キャピタルの政策的含意」にも参加し、意見交換を行った。 行政内データミクロレベルリンケージについては、協議を重ねているが、現在のところ岡山県・岡山市におけるリンケージについての進捗はあまりなく、必要に応じて、より先進的な他府県・市町村との調整も進める予定とする。 小地域介入については、研究デザインの精緻化を進め、次年度、Harvard School Of Public Healthの、Kawachi教授、Subramanian准教授に助言をいただくための準備として、平成21年度内の他の目的での来日に際して、何度か直接の相談を行った。 平成21年6月にボストンで開催された、International Symposium on Social Capital and Healthに参加し、他の研究者との情報交換を行うとともに、特に職場のソーシャル・キャピタルについて話題提供も行った。本シンポジウムの第2回は、平成22年6月に岡山にて開催予定であり、現在準備を進めているが、Policy Implications of Social Capital Researchと題するセッションを設け、行政からの期待、アカデミックからの回答とともに、SC醸成のための介入手法としての先進事例の報告を行う。
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Research Products
(2 results)