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2010 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者の社会活動に関わるソーシャル・キャピタルの類型化及び地域差の検討

Research Project

Project/Area Number 21790596
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

李 相侖  大分大学, 福祉科学研究センター, 講師 (90466194)

Keywordsソーシャル・キャピタル / 高齢者の社会活動 / 社会的ネットワーク / 生活環境 / 健康指標
Research Abstract

本研究は,高齢者の社会活動性とソーシャル・キャピタルの現状を調べ,社会的ネットワークなど,心理・社会的要因を用いて分析することを目的とした.ソーシャル・キャピタルや社会的ネットワークは立地特性による差異が大きいと考えられるため,コミュニティの立地特性が異なる都心と大都市郊外という2地点に居住する在宅高齢者を対象とした.
調査対象者は都心である千代田区と埼玉県鳩山町に住民票を有する在宅住民のうち,調査への協力を承諾した住民とし,調査を行った.データの分析においては,千代田区,埼玉県鳩山町のそれぞれのデータに関し,下記のキーワードを中心に単純集計による回答の傾向を確認した.その結果,高齢者の社会的活動,社会的ネットワーク,地域環境の回答に差異が見られ,都心(千代田区)と比べると大都市郊外(鳩山町)の方が,社会的活動や社会的ネットワーク,地域環境について言及する割合が高かった.今後,より詳細な分析を行う予定であるが,都心よりも郊外の方がネットワークが強い可能性が示唆された。
本研究結果は,地域差を考慮した高齢者の社会参加における理解を深める資料であり,安心及び安全の地域づくりのため,有益な提言が可能と思われる.両地区のデータを結合し,年齢,性,地域等の差があるかどうか,統計手法を用いた検討を行っており,現在,分析結果を基に学会等での発表を検討している.
なお,地域により時期に差はあるが,まとめの結果返しを希望した対象者や調査に協力してくれた役所に対し,結果のフィードバックを行った.

URL: 

Published: 2012-07-19  

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