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2009 Fiscal Year Annual Research Report

新たなp53機能制御タンパク"Fortilin"を介した心疾患制御の可能性

Research Project

Project/Area Number 21790738
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

藤田 孝之  横浜市立大学, 医学部, 助教 (40468202)

Keywords心疾患 / p53
Research Abstract

発癌抑制や,動脈硬化の進展,心不全,細胞老化等に重要な役割を果たすことが報告されているタンパクであるp53の機能を制御するタンパクとして全身に広く発現する"Fortilin"の心臓における機能を明らかにするために,同タンパクを心臓特異的に過大発現したマウス(トランスジェニックマウス)の作成を試み,成功した.
特異的に心臓において作動するαMHCプロモーター制御下にFortilin遺伝子を発現するプラスミドを遺伝子工学的手法により作成した.作用するDNA断片部分を切り出し,DNA精製を行ったたうえで,マウス卵細胞へ注入した.その後出生したマウスから尾を採取し,注入遺伝子をゲノムに取り込んでいるマウスをPCR法によりスクリーニングした.7系統のマウスで注入DNAの取り込みが確認され,これらについて交配,繁殖を行った.十分繁殖能力を確認したうえで一部をと殺.心臓におけるFortilinの発現量をウェスタンブロッティングによって評価した.これによって心臓においてコントロールマウスと比較して数倍から10倍程度のFortilinの過大発現を示すマウスの系統を複数樹立,繁殖に成功した.このマウスと,コントロールマウスにおいてそれぞれ心疾患モデルを作成し,それに対する心臓の機能や分子発現の違い,予後等を評価することで,心臓におけるFortilinの役割を評価することが出来ると考えられる.
同マウスとコントロールマウスについてまず心不全モデルを作成し,それらについての心臓,血液等のサンプルの採取を開始した.

URL: 

Published: 2012-07-19  

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