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2009 Fiscal Year Annual Research Report

アポトーシス細胞貪食の肺気腫病因への関与の検討

Research Project

Project/Area Number 21790787
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

峰松 直人  Keio University, 医学部, 講師 (20296578)

Keywords肺気腫 / アポトーシス / 貪食
Research Abstract

<アネキシン蛋白の作製>人アネキシンV遺伝子ANXA5を挿入したpGEX-2TベクターをBL21 E.coliに導入して作製した。annexinV蛋白(Ann)はゲル濾過法により高率に純化したうえで、市販のrecombinant human annexin Vとのアポトーシス細胞への結合競合実験により機能を確認した。またin vitroにおけるhuman monocyte-derived macrophageのアポトーシス細胞貪食実験においてAnn添加により貪食が部分的に抑制されることを確認した。<マウスin vivo貪食実験>豚膵エラスターゼ(PPE)誘導肺気腫モデルにおけるアポトーシス細胞貪食の気腫化進展に対する影響を検討するため、day1にPPE1.5Uを気管内投与、急性期炎症が鎮静化するday8からday20まで連日Ann20ugを経鼻投与して、day21に犠牲死させたマウスから摘出した肺を定圧固定したのち、HE染色スライドを用いて平均肺胞径(Lm)を測定した。PPE非投与群においてはAnn投与はLmに影響を及ぼさなかった。PPE投与群においてはAnn、vehicle投与群いずれにおいてもPPE非投与群と比べて有意なLm増加を認めたが、PPE/Ann投与群はPPE/vehicle投与群と比して有意にLmが増加した。
この結果より本モデルにおいてはアポトーシス細胞貪食能の低下が肺気腫化を促進させる可能性が示された。その機序を解明するため肺胞洗浄液中の炎症性細胞、各種サイトカイン、VEGFなどの成長因子を測定中である。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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