2009 Fiscal Year Annual Research Report
細菌由来アクアポリンによる抗AQP4抗体の誘導と動物モデルでの抗体作用機序の解析
Project/Area Number |
21790842
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松下 拓也 Kyushu University, 医学研究院, 客員准教授 (00533001)
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Keywords | 多発性硬化症 / 視神経脊髄炎 / アクアポリン4 / 細菌 |
Research Abstract |
視神経脊髄炎(neuromyelitis optica, NMO)では高率に抗aquaporin-4(AQP4)抗体が検出されるが、その産生機序やin vivoにおける作用機序は明らかでない。私たちは、抗AQP4抗体陽性例では有意にHLA-DPB1*0501の頻度が健常対照より高率であること、Helicobacter pylori(H.pylori)感染率が極めて高いことを見出した。またHelicobacter pylori neutrophil activating protein(HP-NAP)に対する抗体は抗AQP4抗体陽性患者,および抗AQP4抗体陰性視神経脊髄型多発性硬化症患者の血清中において高力価であった。しかし,HP-NAPへの抗AQP4抗体のcross reactivityは確認されなかった。またHLA-DRB1のgenotype解析では,HL-DRB1*12が抗AQP4抗体陽性のリスクファクターであることを明らかにした。
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Research Products
(15 results)