2010 Fiscal Year Annual Research Report
MRP1モジュレーターとしてのロイコトリエン受容体拮抗薬の作用機序と臨床応用
Project/Area Number |
21790978
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
小関 道夫 岐阜大学, 医学部附属病院, 医員 (60444303)
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Keywords | ABCトランスポーター / 多剤耐性関連蛋白質(MRP1) / LT受容体拮抗薬 |
Research Abstract |
低濃度抗癌剤添加による耐性細胞選択法、MRPlcDNAトランスフェクション法にてMRP1が高発現した耐性化細胞を樹立。薬剤感受性試験(MTTアッセイ)により耐性化細胞に各種抗癌剤(ドキソルビシン、エトポシド、ビンクリスチンなど)への耐性化を確認。FCMとLight Cycler (Roche)を用いたリアルタイムPCRでMRPlmRNAを増幅し、確認。LT受容体拮抗薬添加後の薬剤感受性試験で耐性が克服。蛍光色素排出能試験にてLT受容体拮抗薬を添加後、細胞外への排出が抑制されていた。また細胞内グルタチオン濃度測定、ATPaseアッセイ、アポトーシス経路、細胞周期測定により、LT受容体拮抗薬がMRP1を抑制し、モジュレーターであること証明した。これらの結果を論文で報告する準備中である。今後、これらの結果を論文で報告する予定である。
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