2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21790993
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
池田 和幸 九州大学, 大学病院, 診療講師 (30507786)
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Keywords | 川崎病 / 自然免疫 |
Research Abstract |
自然免疫系受容体を刺激する菌もしくは菌体壁成分により、ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)、ヒト正常冠動脈内皮細胞(HCAECs)をin vitroで刺激した。day1、3、5において、a.ICAM-1(CD54)の発現をflow cytometerにより解析 b.培養上清中のIL-8、IL-6、IL-1β、IL-10、TNF-α、IL-12p70産生をBD^<TM> cytometric Bead Arrayにより解析 【結果】a.ICAM-1の発現crude LPSによる刺激ではday1で最も高値でその後減少傾向を示した。NOD1 ligand、MDP、PGN K12による刺激では、day3でピークを示した。b.サイトカイン産生 crude LPSによる刺激ではday3~5でIL-8産生が高値を示した。PGNK12、MDP、Zymosan、NOD1 ligand刺激では、IL-8産生のピークはday5であった(Figure 5B)。IL-6産生は、crude LPS刺激によってのみ認められ、他の4種類のサイトカイン産生は認められなかった。
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