2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21791059
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
川口 雅一 Yamagata University, 医学部, 講師 (10302291)
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Keywords | 皮膚 / TNF-α / TACE / シグナル伝達 / 遺伝子改変マウス |
Research Abstract |
TNFα converting enzyme(TACE)のsiRNAをもちいてケラチノサイトで各種の実験を行った。TACEのsiRNAによりTACE mRNAの発現はreal time PCRにより検討したところ、80%ほど抑制された。TACE阻害剤を用いた実験では、阻害剤はケラチノサイトの遊走阻止効果やサイトカイン刺激によるケラチノサイトからのケモカイン産生を調節している結果が得られていたがsiRNAでは同様の効果は見られなかった。数種類のsiRNAで効果を検討したが、結果は同じであった。 TACE阻害剤を用いてメラノーマcell lineに対して細胞死を誘導するか検討した。メラノーマcell lineをTACE阻害剤で処理した後、TNF-αで刺激し、24から48hr後の細胞数を計測した。TACE阻害剤とTNF-αは、今回検討したcell lineに対しては影響は見られなかった。今後TNF-α以外のligandで検討する予定である。 また、SCCおよびmelanomaのcell lineや、手術で切除してきた組織を用いてTACEの発現や活性を測定するために標本を集積中である。TACEの基質の多くはADAM10の基質にもなりうるため、ADAM10およびEGFRなどを併せて検討を加える予定である。 TACEcDNAをGFPを含んだベクターに挿入しケラチノサイトに遺伝子導入した。今後各種の刺激によるTACEの細胞内局在の変化を検討する予定である
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