2009 Fiscal Year Annual Research Report
超高磁場MRI装置と32チャンネルコイルによる高精細拡散テンソルマップ作成
Project/Area Number |
21791186
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山本 憲 Kyoto University, 医学研究科, 助教 (60525567)
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Keywords | MRI / 拡散テンソル / 脳皮質下白質 |
Research Abstract |
平成21年度研究実績概要 (1) 3.0テスラMRI装置と32チャンネル受信コイルを用いた高精細拡散テンソル画像最適撮像方法確立 (2) 3.0テスラMRI装置と32チャンネル受信コイルを用いた拡散テンソル画像により、0.5から0.2mm角の非常に高い空間分解能画像を撮像する 上記平成21年度目的のうち、(1)については、32チャンネル受信コイルによるMR撮像の特性と画像再構成方法を解析することにより、各チャンネルエレメント情報を個別処理し、画像再構成したデータを視覚的に評価した個別エレメント画像を用いることによって高い空間分解能を実現し、平成21年度にはT2強調画像を0.2mm角の高分解能撮像する方法を確立した(日本神経放射線学会で発表、現在論文執筆中)。 32チャンネル受信コイルを用いた拡散テンソル画像撮影はT2強調画像データの30~60倍のデータ容量があるため、最適な撮影データ解析方法を平成21年度に検討した。解析方法検討に引き続き拡散テンソルデータ解析による皮質下白質マップ作成を検討中であり、これについても平成22年度中に確立する。最終的には、面内分解能をさらに高め、目的(2)を達成する計画である。
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